建売住宅を購入するにあたって、と多かれ少なかれ欠陥や手抜きがあることは承知していた。
ただ、中古住宅を信頼できる業者でリフォームするという手段にしても
売却されている殆どの中古住宅も元は建売住宅であるのである。
特に築年数が古いと耐震基準などの甘い過去の建築基準法で建てられたものだし、
現在のライフスタイルに合わない間取りのものが多い。(お風呂のサイズ、鴨居の高さなど)
結局、安い中古住宅にお金をかけてリフォームしても全部は直せないし、
ある程度直すと新築建売住宅と同じかそれ以上の金額になってしまうのである。
結局、それならということで新築建売住宅をセルフリフォームする方が
家の回りの環境や立地などのメリットもあり、また建売住宅なので家のクォリティは低く
なるけれどもお風呂のサイズ、鴨居の高さなどは現在のサイズになっているので
セルフリフォームする際にも都合がよい。
ただ、新築は法律が変わったと言ってもまだまだ、有害物質の放出量が多く、
殆どはシックハウスなので換気に注意したり、建材の取替えをしなければいけない。
しかし、僕の場合は、元々セルフリフォーム前提で建売住宅を購入するということだから
建材を変えたりするのは楽しい作業になる。
実際、新しい状態の建材を取り替えるのは誰でももったいないと思えるだろう。
他人に言われなくても僕自身が一番それが心苦しくなる。
だから、できるだけリサイクルできればいいと思う。
今回、実際に建売住宅を購入して、いろいろなところを知り合いのプロの建築士にお願いして
見てもらったが、やっぱり手抜き、欠陥が”あるわあるわ”である。
まあ想定内なのではあるが、建売業者の言い分には不快な気分である。
建売業者は家を建てて売ることで、儲けている会社である。
住宅は建てて売るのが一番儲かるそうである。
そして、法律ギリギリのところまで一切の手間を省き、儲けを出そうとする。
彼ら建売業者はいい家を建てるという気概はあるのかと考えると、
まったくないと思わざるを得ない。
いい家を建てたいと思う人は建売会社などには就職せず、こだわった設計事務所や工務店などに就職するであろう。
本当に彼ら建売業者は儲ければ何でもいいという風に考えているとしか思えないし、
実際に手抜き、欠陥住宅が多いのだから反論のしようもないだろう。
そして、一番迷惑なのは、ただでさえ日本の住宅品質を下げているのに
土地を買いあさって手抜き住宅を建てまくるのだから、土地からこだわった家を建てたいと
思っている人が土地を購入できなくなるという弊害を生んでいる。
これは日本の住宅業界に存在する構造的な問題であるが、
こういう建売業者やハウスメーカーなどの業界から多大な政治献金が政治家や政治団体にされている。
それによって、献金を行なう側を保護するような法律ばかりできるし、家を建てたいという建て主側のことは
なおざりになるのである。
設計事務所や工務店などはこういう状況に抵抗しなければならないのであるが、いかんせん力不足である。
いろいろな良心的な建築家などもこういうところまでは力が及ばない。
良心的な建築家などが住宅雑誌や住宅本に執筆することにより、
始めから建売を買おうとする人はあまりいなくなったと思うが、
実際には土地購入の難しさに直面して僕と同じような選択をせざるを得ない人ばかりであろう。
今回の新築建売の新しい状態でもリフォームというのは、建売業者や住宅業界への
自分なりのアピールということもある。
実際に家を手がけた大工さんや設備業者の人が知るとやりきれなくなるだろう。
しかし、恨むならいいかげんな家を建てて儲けようとする建売業者を恨んで欲しい。
せっかく都合のいい立地条件の土地にいいかげんな家を建てて儲けようとする建売業者を。
住宅に携わる業者は土地を買い占めていいかげんな建売住宅を建てて儲けるのではなく、
住む人のことを考えて土地だけ売って欲しいし、
建築請負で他社よりいい家を建てるというアピールによって住宅業界は勝負して欲しいのである。
そうすれば日本の住宅品質はまちがいなく向上するだろう。
僕は今でも建売業者にお金を落としてしまったことを罪に感じる。
建てて売っても売れない(世間の人が買わない)というようになれば、
建てて売ることはなくなるだろうと思っているからだ。
しかし、人生終わったわけではないし、今回購入した建売に一生住まなければいけないわけでもない。
今回はいろいろな状況での判断があったものの、やはり一から自分なりにこだわった家を建てて住みたい。
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